築150年の
古民家を
DIYして演奏
築150年の古民家をリノベーションして暮らすのは、トランペッターの準一さんと作曲家の英子さん。ときがわに移住して2軒目となる現在のご自宅で、娘さんお孫さんに囲まれて悠々自適な暮らしを営んでいます。
私たちがときがわに決めた理由
ポテンシャルの高い古民家に出会った
大宮に住んでいた頃、コンサートをするためにときがわに来たんです。ちょうど新緑の季節で景色が美しく、自宅から一時間でまるで別世界に入ったよう。感銘を受けました。観光地とは異なる品の良さがあり、一日ですっかり気に入っちゃいましたね。(英子さん)
私たち夫婦は風来坊のような気質で(笑)、実は居住地に対するこだわりはさほど強くありません。ただ、雰囲気の良い古民家に住みたい。そんな時に、ときがわで築150年以上の古民家が見つかって、移住を決めました。家は、DIYで少しずつ改修しています。(準一さん)
移住して、これが変わった
居住環境とともに創作方法も
近所付き合いも変化
当初は環境が良すぎて生活に満足してしまい、創作意欲が湧かなくなって困りました(笑)。ただ、締切に追われているうちに「毎日目にしている風景をモチーフにすればいいじゃない」という発想が浮かび、悩まなくなりました。(英子さん)
やはり、山の上からの景色や空気の良さが格別ですね。生活環境で言うと、ときがわ町の方々は、みんなフランク。それと、「町は自分たちのもの」という意識で山や道路を管理しているんです。それで、私たちも自宅付近の草刈りに力を入れるようになり、よりご近所付き合いを楽しむようになりました。(準一さん)
これから、この町でやりたいこと
日々の暮らしを大切に、
少しずつ進化する家
好きな家での子供や孫との生活にとても満足しているので、特別に「これをやりたい!」ということはありません。今の家は南斜面に建っていて非常に暖かく、景色も良いので、しばらくはこのままがいいですね。(英子さん)
状況が整ったら、ホームパーティーを再開したいです。1軒目の家の頃は、餅つきに100人以上の人が来てくれたこともあるんですよ(笑)。それと、まだまだDIYで家をアップデートしていかなくちゃ。(準一さん)
ときがわ町が、気になる人へ
何でも自分でやってみる
もしときがわで暮らしたいのなら、「何でも自分たちでやる」という意識が大切です。私たちがときがわで知り合った方たちは、農業しかり、DIYしかり、それぞれがその人ならではの方法で、生活を楽しんでいます。ちなみに、車さえあれば移動に不便を感じることはありません。信号が少なく渋滞もないので、運転中のストレスもほぼゼロです(笑)。ぜひこの快適な田舎暮らしを味わってほしいですね。(準一さん)