LIFE STYLE 移住者たちの暮らし

有機農法で
畑と向き合う
ストレスフリー
な日々

# 農業
# オーガニック
# 転身
# 子育て
橋本夫妻 2019年3月に移住

小学生の子を持つ橋本夫妻は、就農すべく県外から移住。「晴耕雨読」という屋号で有機農法で多様な野菜を育てています。会社員だった拓さんと公務員だった容子さんは、「今の生活が、とても気に入っているんです」と、口をそろえます。

私たちがときがわに決めた理由

農業をしながら静かに暮らすために

まずは風光明媚なところです! 就農を希望していたので、有機農家のコミュニティがあること、耕作面積の下限要件がやや低めなこと、ほかの候補地と比べて地価が安いことも魅力的でした。(拓さん)
私は音やにおいに敏感で、遠くで走っている車の音も気になってしまうタイプ。その点、ときがわはとても静かで気に入りました。昔から森の中の古民家に住みたかったので、夢が叶いましたね(笑)。(容子さん)

高台に位置する橋本邸。聞こえるのは鳥の声くらいで、穏やかな時間が流れる

移住して、これが変わった

自然志向の毎日で「今がとても幸せ」

会社員時代は一日建物の中にいることもありましたが、今は毎日、農作業をしながら日の光を浴びています。規則正しい生活を送り、自分でつくった野菜を食べているので、健康になりました。草刈りや掃除など、地域活動をする機会は増えましたが、さほど負担にはなっていません。(拓さん)
四季の移ろいや生物の営みを身近に味わえる今の生活は、私が理想としていた暮らしです。(容子さん)

容子さんが加工している無農薬のジャム類も人気商品。家にはご近所さんたちが気軽に訪れてくる

これから、この町でやりたいこと

農地を広げ、ニーズに応える

いまの耕作面積は5000平米ですが、いずれは6000~7000平米に拡大し、オクラ、ニンジン、ジャガイモなどの人気野菜の収穫量を増やしていきたいです。ときがわは農地がたくさんあるので、借りようと思えば借りられるのがいいですね。そもそも僕は、会社を辞めるときに「楽しいことだけやろう」と決めて農業を志したので、今後もストレスフリーな生活を目指していきたいと思います。(拓さん)

無農薬で育てた野菜たちは、濃厚な味わい。町内の物産店で販売しているほか、
旬の野菜を届ける定期便も人気

ときがわ町が、気になる人へ

先輩移住者に話を聞いてみよう

移住に際しては、仕事や収入など考えるべきことが多いですが、何より大切なのは「楽しく暮らせるかどうか」。実際に移住した人たちの楽しそうな暮らしを見聞すると、「自分もできる」とイメージしやすいかも。ときがわには、農家ではない移住者もたくさんいるので、そういう人たちが集まる「本屋ときがわ町」などに参加することをおすすめします。「晴耕雨読」のSNSでも情報を発信していますので、ぜひチェックしてください!(拓さん)

小学生のお子さんと一軒家で3人暮らし。休日は東松山市などの町外に出かけて子供と遊ぶなど、
アクセス性も「悪くない」(拓さん)